災害支援活動
【ボランティア団体「いっぽん」❗️今朝の道新朝刊に掲載!】2018.9.16
【安平】胆振東部地震で避難生活を送る住民の疲れを癒そうと、札幌市内のボランティア団体「いっぽん」が15日、胆振管内安平町追分で、あん摩マッサージ指圧師らによる無料サービスの提供を始めた。今後も毎週末に実施する。
同地区に母親の実家がある札幌市の自営業 佐久間 信語さん(38)が、地震後に団体を設立。「被災直後は被災者の体のケアが後回しになりがち」とマッサージのボランティアを募り、計9人で現地に入った。
同地区では14日現在、避難所や自主避難施設計3カ所に約140人が生活している。この日は会場を提供した法養寺で、17人が指圧やハンドマッサージなどを受けた。自宅周辺に避難指示が出ているという穴田 良子さん(77)は「避難所生活で体を動かす機会が減った。足が軽くなり、楽になった」と笑顔を見せた。
ボランティアの1人で視覚障害がある、あん摩マッサージ指圧師の柴田 俊也さん(29)=札幌在住=は2016年の台風による上川管内南富良野の災害現場でも、同様のボランティアを経験した。「目が見えず(片付けなどの)作業はできないが、自分ができることで、皆さんの疲れを癒したい」と話した。
佐久間さんは今後もボランティアを募り、マッサージを提供していく考え。「被災地の現状は時間とともに変わる。現地のニーズに合わせ、長期的な支援を続けたい。」と話している(北海道新聞社 編集局くらし報道部 記者 阿部 里子)
「癒しのマッサージ!安平に指圧師ら9人」